今年も蛍に会えました・・・

ここ何年も、蛍を見たいなぁとおもいつつ日々に流されて見に行けずにいました。

今年はひさびさに見に行きたい気分が高まっていまして、6月初旬に出かけてみたのですが、山は気温は15度。下界？では結構暑かったのになぁ、まだ早いなぁ・・・とあきらめていました。

が、今年はなぜかやる気？が満載。あきらめきれずに再チャレンジしてきました。大阪から片道1時間半程度のドライブです。

↑ここに行ったわけではありませんのであしからず・・・

夏至も過ぎたばかりなので19：30でもまだ外は明るく、山の中でも20：00ごろになってようやく空が暗くなってきました。
昔、よく見に行った場所にたどりついたものの、久しぶりだっため少し道の様子も変わっているようで、どこだったかなぁと思いながらウロウロ。
蛍が舞いだすと、同じように見に来た方の車が道路わきに止まっていたりするのですが、平日でしたので車もほとんど見当たらず。

あぁ、今日も会えなかったなぁ・・今年も無理かなぁ・・・

と帰りかけた20：15ごろ！

窓の外にふっと緑色の光が2筋つーっと走りました。

いた！

外に出ると、川の水の音が聞こえ、本当に真っ暗。道路に引かれている白線がようやくぼんやりと見える程度です。
山の空気は少しひんやりしています。道中に表示されていた気温は22℃。確かに涼しいです。

ふわーっ　ふわーっ　と見ているうちに、前も後ろもあちこちで光りはじめます。

本当に不思議なことに、離れている数匹が一斉に同時のタイミングで点滅をするのですね。
小さな虫たちの生命をつなぐ静かな光の舞い。
昔ここで見た蛍の子孫なのかもしれないなぁ・・・年齢のせいでしょうか、そんな思いが胸に浮かびました。

蛍を見るときは、梅雨の時期のため空に雲がかかっていることが多かったのですが、昨夜はなんと空が快晴。
木々の上に大阪では見られない星が美しく輝いていました。
空を見上げると蛍がつーっと空中をすべる背景に星が散らばっていて、蛍がまるで星が動いて飛んできたようにも見えました。

唯一残念なのは、蛍だけは写真に撮れないこと！

心の中にしっかり焼き付けて帰ってきました。

ごくごく短時間の滞在でしたが、山の涼しい空気と匂い、流れる水の音、蛙の声、ヘビやイタチ、鹿などの生き物の姿も見えたこともあり、力が抜け、身体の中に美しいものがすっと入ってきたような心地がしてよい気分転換になりました。

ちなみに場所は奈良県の室生寺付近。
蛍に向かって照らすのはやめてあげたいものですが、本当に暗かったので足元を照らす懐中電灯があれば安全だと思います。

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