QOLは大切。虫歯じゃないけど歯が痛い理由と解決方法
ぐっすり眠れていますか?もしや歯が痛くて眠れない、ということはありませんか?
あるいは、朝起きるときにめちゃくちゃ身体に力が入ってるなぁ、寝たはずなのに疲れてるなぁ・・・と思うことってありませんか?
今日は、歯が痛くなったから虫歯かなと思ったけど虫歯じゃなくって実はストレスが原因だったんだよ、ということと、その歯の痛みが見事に解消したというお話しをお伝えします。
その昔。
なんとなく歯が痛いなぁとある時感じました。
普通にしていると何ともないのですが、何か食べると痛む。
嫌な予感がしますが、なかったことにして数日過ごすのですがやはり痛みます。
そしてだんだん痛みが酷くなってくる気がします。
も、もしや、虫歯?
虫歯は放っておいても治りませんものね。
しぶしぶ歯医者へ行きました。
どのあたりが痛いんですか?
と聞かれて、あらためて痛みの場所を考えると、どこかの局所的なポイント、というよりも「このへんかなぁ」というぼんやりした感じ。
しばらく診てもらって、先生からの「虫歯ですね」という宣告を覚悟して待っていたのですが、なんと。
「虫歯ではないですね」
!!
「食いしばりですね」
???
なんと?食いしばり?
「夜寝るときに食いしばってると思いますよ。このままだと歯がボロボロになりますよ。噛む力ってものすごく強いですからね。」
先生に畳み掛けられました。
言われるがまま、あごから頬のあたりにかけて、人差し指と親指でマッサージするように触ってみると、痛い!
いやいや、普通だれでも痛いでしょう?
「普通はね、痛くはないものですよ。これ、筋肉が硬くなっているんです。」
えーっ!?筋肉痛?あごの??
・・・なるほどそういえば近頃、寝ているときにものすごーく力が入ってるなぁと思っていたんです。
朝、目が覚めたときに背中から肩にかけて、それからつま先までも、ものすごく力が入っているんです。
当時、思い当たることがございました。
ストレス。
間違いありません。
先生によりますと、型をとってマウスピースを作り、夜寝る間はそれを歯にはめて寝よ、ということです。
このままだと歯がボロボロになる・・と言われてしまって作らない勇気はありません。
というわけで数日後、マウスピースが出来上がりました。
作ってもらったマウスピースは上の歯全体をカバーする透明の、プラスチック製・・・とはちょっと違うかもしれませんが、そんな感じのものです。
これをかぱっと上の歯にはめて本当に眠れるのかな?
寝ているうちに飲み込んでしまったり・・・?
「これね、寝てる間に飲み込むことはぜーったいに無いですから。口から出ることはあってもね。」
先生の、私の心をまるで読んだかのようなコメントに驚きつつ、その夜からマウスピースをはめてみました。
すると!
なんと!!
口にマウスピースを入れたままでも熟睡できるではありませんか!
そして目覚めが最近になくスッキリしている・・・
そして不思議なことに歯の痛みが数日で消えていったのです!
肩こりも和らいでいきました・・・
そして、そうこうしているうちに、私の周囲の状況も変化していつのまにかストレスもなくなっていきました・・・。
ぐっすり眠れるということは、本当に大切ですね。
歯の痛みの原因がストレスだとすると、まずストレスの元を無くすことに力を入れることを考えがち。
でもすぐにそのストレスの元を取り除く、というのは難しい場合がありますよね。
特に自分の外にあったりすると。
そのようなとき、いったんストレスのことは置いておいて、不調そのもの、今回ですと歯の痛みになりますが、それを取り除きQOLつまりQuality Of Life・・・生活の質・・・を良くすることを優先的に行っていく、というのはとても大切なことなんですね。
たとえば痛みがたびかさなりそれが睡眠不足につながると、日常生活に支障をきたすことにもなりかねません。
そうなる前に、まずは睡眠がしっかりとれるように働きかけていこうとすることを考えるわけです。
今回はマウスピースでしたが、状況によっては薬を処方されることもあります。
薬は副作用が気になるところですし、特に神経系に作用する薬はそれが気になる方もいらっしゃるのですが、そこは医師に十分確認されたらいいと思います。
薬の力を借りてまずQOLを高めることで、本来その人が持つ治癒力を高めるという考え方があります。
ストレスなどをはねのける力を作ることができると、ストレスの原因をつぶしていくよりも早く、感じているストレス自体を小さくすることもできる場合があるのです。
というわけで、QOL。気持ちを楽に過ごす、ということを大切にしてきましょう。
歯が痛い・・・という場合、くいしばって寝ている可能性がありますよ、というお話しでした♪