元旦。海の中に泳ぐウミガメに出会えて思ったこと

新年おめでとうございます。
いかがお過ごしですか?

私は昨年と同じ場所に、今年も行ってきました。
今年の初日の出は、雲がひとつもなく寒さも和らいで穏やかなものでした。

昨年と同じように、串本海中公園の水族館まで足を伸ばしてみました。
昨年も見たはずなのですが、一つ一つの水槽の解説がとても面白い!
「けっして海の中には裸足で入ってはならないよ!」と心に誓いました(?)。

さて、ステラマリスという名前の「半潜水型海中観光船」が元旦だというのに稼動していて、運よく乗ることができました。

半潜水型海中・・・というのは、船が海面に潜っているところに入れるようになっていて、つまり船底の窓から海中を見ることができるようになっているわけです。

係りの方が解説してくださることには、20回乗船する中に1回あるかないか・・・ウミガメに出会えるのは・・・ということでした。

photo of sea turtle


そんなに珍しい出会いなんだったらよけいに会いたい!と思いませんか?
すると船が進むとなんと「ウミガメが見えますよ!」とのアナウンスが。

上の写真は和歌山の海・・・ではありませんが、まさにこんな感じで一匹、泳いでいるのと遭遇することができました。

串本海中公園の水族館の大きな水槽にもウミガメが数匹泳いでいて、船に乗る前に間近で見ることができたのですが、広い海の中の、どこから来てどこへ行くのかわからないウミガメとこのタイミングで出会えた!ということは、何か特別なウミガメと出会えたような気分になり、とってもラッキーだったと嬉しくなりました。

ウミガメも、すべてのタマゴが無事に孵ってすべての子ウミガメが無事に大人ウミガメになるとは限らないのだそうです。
砂地に産卵されたタマゴから無事に孵ることができたとしても、海にたどり着くまでに命を落とすものも少なくない。
そして、無事に海までたどり着いても他の生き物の餌になり命を落とすものも少なくない。
そう考えると目の前の大きなウミガメは、いろいろな試練を乗り越えた特別な一匹なのですね。

私たち人間も、ウミガメと同じ。
精子と卵子がすべて人間になるわけではなく、いろいろな偶然と必然が重なって一人の人間になるのですね。
当たり前のように目の前にいる人ですら、そこに居るということは実は当たり前ではないのです。
海の中のウミガメと同じく、広い世界の中に同じ時代に同じ場所に共に生きているあなたとわたし。
どんな人も特別に違いなく、どんな出逢いも特別なのです。

2023年も、これまでの出逢いも含め、すべての出逢いを大切に過ごしたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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