コミュニケーションの意味


たわいもない出来事ですが、「こんなことがありました」という話を、AさんとBさんに別々のタイミングでしてみました。

Aさんは、「えぇっ!そうなの!?」とびっくりした、いうような受け止め方をされました。

一方Bさんは「おもしろいねぇ、昔、私も同じようなことがあったよ」と笑いながら答えてくれました。


もし、Aさんだけに話をしていたら、びっくりするようなレアな話なのだなぁこれは、と思って終わるところでしたが、Bさんにも話をしたおかげで、この出来事はそんなにびっくりするようなことでもなく、人によっては体験したことのあるような話なんだなぁと思えました。

three black handset toys


同じひとつのことでも、見る人によって見方が違うものなのですね。

自分にとって「辛い」ことでも、見方によってさほど辛いことでもないような受け止めかたができることがわかって、「辛い」ことに捉われすぎてしまっている自分に気がつくことができたり、同じように辛いと思う人も少なくないと知ることで、少し楽な気持ちになれたりすることもあるのです。

誰かと話をする、ということは、明日へ向かえる気持ちが生まれる、ということにつながるのですね。

sunflower during sunset



また、誰かと話をするということは、自分自身を救うだけでなく、話をした相手の心を知らず知らずのうちに救っているということもあるのです。

逆に、誰かと話をすることで心が傷ついたりすることも、残念ながらあります。

願わくば、話をした相手を傷つけることなく、またこちらも傷つくことなく、会話を楽しみたいものですね。

今、同じときを生きている私たちが、互いに、自分を生かし相手を生かす・・・それがコミュニケーション、誰かと話をする意味なのではないでしょうか。





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