好きかどうかわからなくてもとりあえずやってみることは、「とりあえず」の次へ進むことができる第一歩
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気分が落ち込んだとき、何かで行き詰まったときには、「気分転換」をするといいですね。
趣味の世界に没頭することもひとつの気分転換。
本当に好きなことをひとつでも持っていれば、心にダメージを受けたときに助けになります。
あなたは何か趣味を持っていますか？
かく言う私は長年、趣味らしい趣味は無く、人に聞かれたときには「読書」と言っておこう、というくらいに、自分を忘れるほど夢中になれるものを持っていませんでした。
趣味って簡単に見つけられる方も多いでしょうが、なかなか「これ！」というものを見つけるのは難しいという方も少なくないと思います。
自分にぴったり！の好きなものが見つかればいいですが、そのうちに・・・と思っている間に時間が過ぎて、なんとなく見つかったような見つからないような・・・。
いざ、「これ」と決めて始めてみても本当に自分に向いているのか、本当に好きなのかどうか悩んでしまったり・・・。
こうやって考えると就業と一緒かもしれませんね。
就職するとなると、履歴書を書いてみたり、面接があったり。
いざ始めてみると、向いていないかもしれない・・・とか他の仕事のほうがよかったかも・・・と悩んだり・・・。
ただ、趣味であれば誰かに頼らなくてもよいものもたくさんありますから、比較的気楽に始められそうですし、簡単に辞めることもできそうですよね。
趣味がなくては駄目、というわけではありませんが、本当に好きなものがみつかると「楽しい時間を持つ」だけでない良さが人生の多くの場面に波及していきます。
たとえば、同じように好きな人と共通の話ができ、今まで出会ったことの無いひとたちともつながることもできて思いがけず世界が広がります。
仕事や職歴、年齢や肩書きを気にせずに好きなことについて語るのはストレス解消にもなりますし、ホッと心を開放することができる時間にもなるでしょう。
また、目の前にいやだなぁと思うことがあっても「次の週末はあれをしよう！これもしよう！」と考えると、多少の困難にも前向きに取り組めたりします。
もともと「好き」と思っていたものが、始めてみると実は「もっと好き！」ということがわかり、自分ですら知らなかった新たな自分に出会える場合もあります。
さて、新しい趣味を作りたいなぁ、いまの趣味はどうもピンときていないんだよなぁというとき。
誰かの真似をして新しいことを始めてみる、誘われて始めてみる、というのも一つの方法です。
簡単そうで難しいのですが、「まずはとりあえずやってみる」。
ここをクリアできるといいですね。
一回やってみて、続けるかどうかはその後考えればいいのです。
というのは、やってみて初めて気づくことがあるから。
「予想以上におもしろかった！」「楽しかった！」と気づくことももちろん大切ですが、むしろ「予想していたより面白くなかった」「楽しくなかった」という気づきがとても大切なのです。
どちらかというと、「予想していたよりも面白くなかった」「せっかく始めたのに楽しくなかった」という時ほど、大切なことに気づくことができるはず。
「予想していたより面白くなかった」という場合。
面白くなかったという事実に気づいた後、ではいったい「もともと自分が何を予想、期待していたのか」に注目してみましょう。
「期待はずれだった」・・・「何を期待していたのだろう？」と振り返ってみてください。期待しているものが、あなたが本当は求めているものです。
「面白くなかった」・・・「どんなことを面白いと思っていたのか」ということを丁寧に振り返ると、あなたが面白いと思っているものが何なのかが見えてきます。
こういう気づきによって、自分が実は何を求めているのか、何を面白い、楽しいと思うのかが見えてきます。
これは次に新しい趣味を探す手がかりになるのですね。
自分自身を知る、ということが自分のこれから進む道を選択する場合にとても大切になります。趣味であっても仕事であっても。
しかし、自分自身のことが自分自身でよくわからないということはよくあることです。
忙しくあっという間に過ぎる毎日ですが、少し立ち止まり、自分自身のことを考えてみる時間をとってみてはいかがでしょうか。
どんなことが好きだったのか、どんなことが苦手だったのか。
そして、なぜそれが好きだったのか、なぜ苦手だったのか。
一人でできるものが好きなのか、誰かと一緒に取り組むことが好きなのか。
消えていくものが好きなのか、作り上げて形にするものが好きなのか。
新しく生み出すことが好きなのか、出来上がっているものが好きなのか。
好き、を形にして、もっと身の回りに増やしていくことができればステキですね♪
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