錯覚

心理学を学ぶ中に「錯覚」に関する科目があります。

「錯覚」といえば、たとえば上り坂だなぁと見えるけれども実際は下り坂だったり、同じ長さのはずの線の長さが違って見えたり、というようなことを思い浮かべます。

なぜ、錯覚を学ぶことが心理学につながるのか、最初はとても不思議でした。

gray concrete building exterior with geometric design

特に、目で見るものについての錯覚を「錯視」と言います。

私は確たる理由もなく「あまり錯覚などには惑わされないほうだ」と思い込んでいましたが、なんのことはありません。

「錯視」を体験すればするほど、本当に驚くほど簡単に「だまされ」てしまうことがわかりました・・・。

「錯視」を体験できるページを見つけました。なかなかすごいです。ぜひ一度ご覧になってみてください。

立命館大学shiRuto錯視の第一人者が解説!「止まっているのに動いて見える」目の錯覚を自作する方法

画面をスクロールするだけで動いていないはずの模様が動いてみえませんか?

特に、「6.ほつれ錯視」は、2重の円が描かれているだけらしいのですが、何度見てもそうは見えません!

いったいどうなっているのでしょうか。

こんなに簡単に!?「だまされて」もいいものでしょうか!?

starry night over the night sky


「盲点」を知ったときの衝撃を思い出します。

そこに「ある」ことがわかっているのに「見えない」盲点も、不思議ですよね。

株式会社NIDEC 盲点はどこにある?

動かないと知っていても、動いているように見える。

違う色と思っていても、同じ色。

目の前の出来事、行動、言葉も同じように、実際のものと目に映る・・・脳で認識する・・・ものとは違う、という可能性はあるのですね。

だまされないようにしなければ、ということではなく、だまされている「かもしれない」と思う視点を持つことや、思い込んでいることが実は違うかもしれない、と思う”視点”を持つ、ということは、明日に向かって生きていく上で大切なことなのだと思います。




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