変わるきっかけ
私が中学生だったころ、といえばもうずいぶん昔のことになってしまいましたが、1年生のときの担任の先生が、厳しいときにはとても怖いのですが子どもたちにとても人気のあるすばらしい先生で、もう長く連絡はとっていないのでお元気でいらっしゃるかどうかすらもわからないのですが、きっとお元気に違いないと信じつつ今もなお尊敬しています。
その先生が当時クラス全体に向けておっしゃったことで、いまだにふと思い出しては「前を向いて行こう」という気持ちにさせてもらえる言葉があります。
それは
「なぜ毎朝、太陽が昇ってくるか知ってるか?」
という質問から始まりました。
その続きはおおよそこんな内容でした。
人は誰でも失敗をすることがある。
落ち込むことは大切だが、そればかりでは成長はできない。
気持ちを切り替えて、新しい自分になっていくことが大切だ。
ではいつ気持ちを切り替えるといいのか?
朝起きて、新しく太陽が昇るのを見て、昨日までの自分とは違う新しい自分に変わることができる。
自分でそういうきっかけを作っておくことは大事なんだ。
なぜ一週間という区切りがあるのか知ってるか?
日曜日までは落ち込んでも、月曜日から新しい自分として生きていく。
一ヶ月、一学期、一年、もっと短くてもいい、一時間、半日。
自分で「ここ」という時を決めてそこから「新しく変わる」ことを覚えておきなさい。
きっかけを作っても、うまくいかないことがあるかもしれない。
そしたらまた、次のきっかけで新しく変わればいいんだよ。」
2021年がもうすぐ終わり、新しい年が始まります。
節目、ということをあらためて感じる時期。
ひとつ、また新しくなれるきっかけ!と思って2022年を迎えたいと思います。
みなさまにとって良き年となりますようお祈りいたします。