「普通」ってなに？

「普通はこうじゃないですか！」「こういうふうに普通は考えるものでしょう？」「こうするのが普通ですよね？」
思い通りにならないとき、思い通りにならないもどかしさを「こうあってほしかったのに」というつもりで「普通なら・・・！！」と言うことはありませんか？

普通っていったい何なんでしょう？

普通って、誰かが決めたものではありません。

一人ずつ考え方は違うし、同じものを見ても感じ方は違います。

「普通」にとらわれ過ぎていると心が迷宮入りしてしまうことがあります。

あなたにとっての「普通」は、別の人の「普通」ではないこともあるのです。

そうしたとき、「どうして普通にしてくれないの？」「なぜ普通にならないの？」と考えたところで、あなたとは違う別の誰かにとっての「普通」はあなたの考える「普通」ではないわけですから、なかなかあなたが欲しいと思っている理由にたどり着くのは難しいのです。
そしてあなたはまるで抜け出せない迷路に入ってしまったように、考えが堂々巡りを繰り返します。

ではどうすればいいのでしょうか。
どうすれば、迷路から抜け出せるのでしょうか。

迷路に入り込まないためには、迷路に入らなければ良いのです。

普通かどうか、ではなく、目の前にあることをそのまま受け止めてみましょう。

普通かどうかにとらわれすぎると、見えるものも見えなくなってしまいます。

あなた以外のものは、あなたのものさしとは別のものさしを持っているものです。

簡単な、単純なことですが、そのことに思い至り、ストンと腹落ちするともう迷路からは抜け出せているのです。

カウンセリングで考え方を整理し、迷路から抜け出しましょう。

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