パワハラする人は過去に他の人にも同じようなことをしているもの

思い通りにならないからこそ人生はおもしろいのだ！
と、自然に思うことができればより楽に生きていけるかもしれません。

血気盛んなころは何がなんでも相手を説得しよう！とか、間違っていることは正さないと！など、それが相手のためになるんだから！と真剣に思って人に対して話をしていたことが多かったように思います。

でもなかなか人は、自分が思うようには動いてくれないものなのですよね。

自分だって相手の都合のためだけに動くことは難しいですもの。相手も同じです。

・・・にもかかわらずそのことを知らない人は意外に多いようです。
いや、知っている人は多いかもしれません。
では、もとい、
・・・にもかかわらずそのことを素直に受け止められない人は意外に多いようです。

あなたの職場にもいませんか？
人を思うように動かしたいと思って相手の気持ちを考えず言いたい放題に言う人。

こういう人は自分が相手にどのように見えているのかなんて、想像もできません。
想像できるなら最初からむちゃくちゃなことは言えませんよね。
自分がパワハラをしているなどとまったく気がつかずにパワハラを続けるのです。もしやパワハラという言葉を知らないんじゃないか？と疑ってしまいますが、本人は言葉は知っているんですね。でも自分がパワハラをしているとは思いもよらない。びっくりします。

こういう人は「相手は自分が思うようには動いてくれないものだ」という考えがまるっと抜けているのです。
相手には相手の考えがあり、想いがある、という想像力が無いのです。
抜けているだけならまだしも「相手は自分が思うように動いてしかるべきだ」と当たり前のように感じているのです。

なぜなら。

自分が正しいから。

恐ろしいですねー。実際恐ろしいのです。パワハラを平気でしてしまえる人というのは。

たとえ上司であったとして、ある部分においては目の前の部下よりも優れている点があるかもしれません。しかし、それ以外の点もすべて自分が優れていると思うのは大いなる勘違いですね。
組織の中のルールのために、また業務上都合よく動けるから上司になっているだけで、全人格が部下よりも優れているとは限りません。
プライベートでどのような人生を過ごし、どのような経験をしてきたかは、仕事上の上司・部下の関係では推し量れないものがあるに違いないのです。
それをすっとばして都合よく「上司だから」とあたかも部下よりも自分自身のすべてが優れていると信じてしまえる人。
そんな人に「自分のパワハラな行いに気づいてもらいたい」とか「反省してもらいたい」と思ったところで、それは本当に本当に！難しいのです。

あなたがもしパワハラを受けているとして。
パワハラを平気で続ける人が、あなたのことを力でねじふせようとするのは、あなたが相手にとってコントロールできない人だからです。
パワハラをする人も本当は学ばねばなりません。なかなか相手をコントロールつまり、自分の思い通りに動かすことはできないものだということを。その人が、学ぶという謙虚な面をまだ持っていれば、の話ですが。

それと同じように、あなた自身もパワハラする人に対して「やめてほしい」「こうあってほしい」と願い働きかけようとすることは非常に困難だということをしっかり自覚すべきでしょう。
どんな相手であっても、自分の思うように動かすことは難しいのです。

パワハラをしてくる人に「いつか気がついてくれるはず」「他の人には普通に対応できるのだから・・・」などと望みをかけるのはやめましょう。
あなたはその場から去る、物理的に遠ざかる必要があります。相手を変えようという努力はあなたを豊かにするものではないのです。
もし去ることができなければ遠慮している場合ではありません。周囲に助けを求めましょう。
・・・パワハラをされた場合、周囲に助けを求めるのは非常に難しい場合が多いです。パワハラしている人に意図して孤立させられているからです。これもパワハラのひとつですね。

しかし。

あなたを助けたいと思っている人は案外近くにいるかもしれませんよ。
「助けて」と言わなければ助けてくれる手もなかなか届くところまで来ないもの。
思い切って「助けて」と言ってみましょう。

パワハラするような人は、以前にも他にも同じようにターゲットをみつけてハラスメントをしていた可能性は十分に高いのです。
注意深く周囲を見渡すと、意外な場所から手を差し伸べようとしてくれている人が見えてくるかもしれません。
落ち着いて周囲の人の言葉や態度を眺めてみてください。

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