パーソナリティ障害

パーソナリティ障害という言葉をご存知ですか?
人は多かれ少なかれ、いろいろな性質を持っているものですが、物事の受け止め方や考え方が一般的な範囲から極端に偏り、そのことで日常生活が難しくなるほど辛さを感じたり、周囲の人と上手に関わることができなくなってしまう人に対して使われる言葉です。

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パーソナリティ障害と言われるものには10種類ほど分類されていて・・という詳しい説明はこちらをお読みいただくとして。
パーソナリティ障害の概要 MSDマニュアル

こういったものを読みますと、「あぁこれは私にもあてはまるな」などと思い当たることがあるのではないでしょうか。
先ほども書きましたが、誰しも多かれ少なかれいろいろな性質を持っているものですから、思い当たることがあってもおかしくないです。
ただ、「ちょっとあてはまるな」というくらいではパーソナリティ障害とは言えません。
いつも極端に発現してしまい、そのために自分自身が苦しくなってしまったり、周囲が困ってしまうという状況になると「仕方がないね」というわけにはいかなくなってきます。

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もし、あなたが今、何かしら対人関係で苦しんでいるとしたら。
もしかするとパーソナリティ障害と言われる部分を持っていて、そこを解決できれば、もっと心を楽にして生活できるようになるかもしれません。
ただし、ご自身で「これだ!この特性だ!」と決めてしまわないようにしてくださいね。

もし、あなたの身近な人が、偏った見方をしてしまうことでいつも辛そうにしていたとしたら。
もしかするとその人にはパーソナリティ障害と言われる部分があるかもしれません。
あなたがパーソナリティ障害の特性を知識として得ることで、その人の辛さを想像したり対応を工夫することができ、そのおかげでその人は少し楽になれるかもしれません。
ただし、「あなたはパーソナリティ障害よ!」などと決めつけてしまわないでくださいね。

パーソナリティ障害は周囲からの関わりで簡単に改善できるものではありません。
周囲にいる人は、無理をせず・・・無理にその人に立ち向かおうとせず・・・パーソナリティ障害の特性によっては、物理的にその人から遠ざかることを優先したほうがよいこともありますから・・・そしてパーソナリティ障害であるかどうかも含めて・・・専門家と相談したほうがよいと思います。
とはいっても、なかなか本人を専門家のところへ連れていくことは難しいかもしれません。
そのときは、本人の代わりにまずはあなたが出向いてもいいと思います。
きっと何かヒントやアドバイスをもらえるはずです。




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