春。変化は前向きに受けとめよう
桜の咲く季節になりました。
1年に一度、ちゃんと忘れずに一斉に咲きだす桜。
美しいですね。
今にも咲きそうな蕾もかわいらしいですが、咲き始め、そして花びらがハラハラと散る様子もとても美しいです。
若いころはただただ春が楽しく嬉しかったものですが、年齢を重ねると、あと何回この桜を見ることができるだろうか、今年一緒に見た人と、来年も一緒に見れるだろうかなどと考えている自分に気がつくようになりました。
春は生活が変わる季節。
入園、入学、進級、卒業、異動・・・
望んで変わる場合もありますが、その時がきたから、その年齢になったから、必然的に変わってしまうという場合も多いものです。
また、予期せぬ変化を、黙って受け入れざるを得ない場合もあるでしょう。
頭では理解していていもどこか納得できないということもあるでしょう。
受け入れがたい変化を受け入れざるを得ないとき。
よく言われることかも知れませんが、「何か理由がある」と考えてみてもいいかもしれません。
目の前にある理由を探すのではなく、自分自身の人生を俯瞰して眺めるような意識で考えてみるのです。
目の前の新しい変化について「こんなこと、こんな経験が何になる?」と思うことがあるかもしれません。
しかし今から数ヶ月、また数年先を見るような視点では確かにあまり意味が無いように思えることでも、10年、20年と続く人生を考えたとき、実は大きな意味を持つことがあります。
さまざまな経験を通じて、人生は自分自身は変化します。
これからさき、まだまだ今の自分からは思いつかないような考え方ができるようになることもありますし、今の自分の思いと正反対の思いが内側から沸き起こることもあります。
何が起こるかわからないのが人生。
だからこそ明日に向かって生きていくことが出来るのですね。
今の目の前のことに捉われ過ぎず、長い人生の一ページを作るという視点を持つことは大切だと思います。
目の前のことにとらわれすぎると、まるでそこから逃れることができないように思い込み絶望感でいっぱいになることもあるでしょう。
しかしどんなことも永遠には続きません。
思っているよりも早く意外なタイミングで、状況は変わります。
目の前の変化に納得できない自分を、親友とみなしたとき、どんな言葉をかけてあげますか?
どんな言葉をかけてあげると嬉しいですか?
外からの変化を受け入れざるを得ないようなときですら、後から振り返ったとき、自分で選んで歩んでいる道に見えてくるものです。
「なぜ?」と考えることで新しい道が見えることもあります。
もしそこに「怒り」の感情があるとしても、それが自分自身のポジティブな行動の原動力になることだってあります。
いろんな変化が訪れる春。
あなたの目の前のことが、あなたの輝く将来につながる一歩であることを信じています。